vmnet-bridgeの注意点

バインドする対象となるインターフェース名が、8文字(8バイト)までしか扱えない仕様。
回避するには、bridge-utilでブリッジインターフェースを作って、対象となるインターフェースをブリッジさせて、そのブリッジインターフェースにバインドさせる。

"HP NC2400"人柱記

九十九電気で安かったので、人柱になりました。以下はThinkPad(X60s)との比較。

[変わらない点]

トラックポイント(トラックスティック)は、感度を調整して、ポッチをThinkPadで使っているものにしたら、特にストレスは感じず。

・重さ、薄さなどは体感でも変わらず。

・キーボードは後述のCTRLキー以外は特にストレスに感じず。

[メリット]

・WXGAで画面が広い。

・液晶はややこちらの方が明るくてきれい。

・バッテリーのもちが9セルで公称11時間、実際9時間はもつ。

無線LANがブツブツ切れなくなった。(x60sではなんか使い物にならなかった。)

・この薄さ、重さでDVD-ROM/CD-Rマルチドライブ内蔵。

[デメリット]

・左下CTRLキーとFnキーの場所が逆で、キーも小さく、CTRLが押しずらい。

・WXGAの為かブラウザ(IE)のデフォルトフォントが小さく汚い。かと言って大きくすると大きすぎでみづらい。

ポインティングデバイスのクリックする部分(親指でペチペチやるやつね)の建付けや感度が悪く、非常にストレス。

・量販店で、一切付属物を取り扱っておらず、ACアダプタなどが追加で必要になったら、メーカー直販で1週間程度かかる。

・今現在、バッテリーが手に入らない。ふざけたことに、メーカー直販でも納期どころか取扱い再開さえ未定。

・メーカー直販サイトがクソ。必要以上に個人情報を入れさせる上に、代引きすら非対応。

・HDDが悪名の高い1.8インチのATA。60GB以上に換装できず。


結論としては、モノは悪くないけど、メーカーの商売としての対応が悪く、量販店でも何も手に入らないことから、業務用に大量購入するのではない限り、手を出さない方がよいですね。
ただ、ThinkPadもその辺り、量販店の取り扱いが縮小しているので、微妙ではありますが。
(とは言っても、まだまだ、ACアダプタやバッテリーなど、普通に手に入るので、HPとは天と地の差です。)

ポストThinkPadとして、期待してましたが(事実、2chでも期待している人も結構いましたが)、後継と思われる2510pがタッチパネルが付いたりと、明後日の方向に行っているし、流通がやる気ないし、だめだめ感があふれていますね。

次買うころは、もしかしたら、ThinkPadも無くなっていて、問答無用で、タッチパネル行きになるかしれんね。


追記:
nc2400もしくは2510pを既に手を出してしまって、バッテリを探している不幸な方、HPダイレクトじゃなくて、HPリペアセンタにあたってみてください。6セルであれば、1週間前の時点では、まだ数個ほど在庫が残ってましたよ。

トラックポイントが付いているノートパソコン

チャイニーズメーカーになってしまったThinkPadからの移行先を探しているんですが、トラックポイントが捨てられない。

タッチパネル全盛のご時世、そろそろ、あの何で普及したのかさっぱり分からないデバイスに移動しないといけないのかと思ってたら、DELLが"Latitudeシリーズ"、HPが"nc2400"というトラックポイントをつけているノートをリリースしておりました。さすが、業務向け&外資メーカー。

(ちなみに、トラックポイントは商標か何かで使えないのか、DELLはトラックスティック、HPはポイントスティックと呼んでいるようです。)

ただ、DELLの奴はトラックスティックとタッチパネルの両方が付いており、タッチパネルが邪魔なので、スルーかなぁ。
それに対し、HPの奴は、ポイントスティックのみの上、物自体頑丈そうだし、かなり検討の余地がありそう。
加えて、HPはポイントスティックの採用を進めていくみたいな話があるので、かなり空気読んでるよ。
がんばれHP!!。

LGA771のCPUファン

LGA771のバルクCPUを手に入れた場合、間違えなくCPUファンに困ります。
現時点、対応商品として出ているのは、クーラーマスターの奴だけで、こいつが非常に高価(1万程度)な上、オークションは元より、アキバ十探しても在庫がありません。
(唯一、高速電脳が上記クーラーマスターの奴のファンを変えたものを取り扱っています。)

ところが、実はLGA771とSocket603/604のファンの違いは、リテンションに接続する足の長さだけなのです。
ですので、単純な話、東急ハンズなどで50mmx50mm角程度で厚さが2〜3mmの銅板を買ってきて、これをSocket603/604のファンのヒートシンクとCPUの間にグリスを塗って挟めば、事が足ります。

元々、ただでさえTDPの高かったNetBust系Xeonですから、それに対応するファン自体も強力で、多少ヒートシンクの熱伝導が落ちても、あまり問題ありません。
(ただし、DempseyのXeon(50XX)やTDPの高いQuadCoreに関しては危ない可能性がありますね。)

今現在、LGA771のXeonは、ES品が大量に安く出回っており、また、FB-DIMMもサーバー向けにしては安価である為、マザーボードが手に入れば、お勧めです。

CentOS5テンプレート作成の際の注意点

1. "/vz/private/[VEID]/etc/rc.sysinit"内の以下の2箇所をコメントアウト

#/sbin/start_udev

#(> /etc/mtab) &> /dev/null

2. "/vz/private/[VEID]/etc/fstab"の内容を以下のように変更。

devpts                  /dev/pts                devpts  gid=5,mode=620  0 0
tmpfs                   /dev/shm                tmpfs   defaults        0 0
proc                    /proc                   proc    defaults        0 0
sysfs                   /sys                    sysfs   defaults        0 0

3. "/vz/private/[VEID]/etc/mtab"を削除し、"/proc/mounts"へのシンボリックリンクにする。

# cd "/vz/private/[VEID]/etc

# rm mtab

# ln -s /proc/mounts mtab

4. "/vz/private/[VEID]/etc/ssh/*key*"を削除。

# cd "/vz/private/[VEID]/etc/ssh

# rm *key*"

CentOS5移行に関する諸注意

1. rhel5カーネルをソースからコンパイルし直せば、Xenを使うことが出来るが…

1). srpmファイルを展開し、SPECファイル内のbuildxenを1とする。

2). 通常カーネル用のconfig(kernel-2.6.18-[ARCH].config.ovz)は用意されているが、
 Xenカーネル用のconfig(kernel-2.6.18-[ARCH]-xen.config.ovz)が用意されていないので注意。

3). 通常カーネル用のconfigをカスタマイズする場合、基本的に"make config"などで作成された".config"で構わないのだが、一行目にアーキテクチャを追記する必要がある。なお、2のXenカーネル用のconfigは、".config"をそのままで構わない。


2. rpmbuildに関して

SPECファイルの"Copyright"タグは、"License"タグに変更されたので注意。

Linuxルーター PPPoE/複数グローバルIPアドレス/unnumbered接続

表題の環境で、Linuxルーターを作成する場合、pppXはIPアドレスを持たず、もう片方のNICグローバルIPアドレスを付与する形になりますが、これだけだと、ルーターとなっているホスト自身からWANへパケットを飛ばすことが出来ません。
(多分、pppXインターフェースがunnumberedであるため、ソースIPアドレスが適切に設定されていない状態になっているんじゃないかなぁ。)

これを回避したければ、pppXへifconfigで、もう片方のNICに付与されているIPアドレスと同じIPアドレスを付与してやればよいです。
ただし、それをすると、今度は、rp-pppoeが設定したデフォルトゲートウェーを再設定してやるが必要になります。

CentOSでは、"/etc/ppp/ip-up.local"として、それら設定を行うスクリプトを作成すればよいです。

#!/bin/sh

PPPDEV=$1
PPPREMOTE=$5

/sbin/ifconfig $PPPDEV XXX.XXX.XXX.XXX pointopoint $PPPREMOTE
/sbin/route add default gw $PPPREMOTE dev $PPPDEV

なお、PPP_EXTRAに設定するとの記述を見かけるかもしれないですが、これは、古いrp-pppoe(もしくはpppd)での話で、少なくともCentOS4に入っているrp-pppoe(もしくはpppd)以降は、PPP_EXTRAを設定すると、正常に接続できないので注意を。

また、CentOSの4系などに含まれるrp-pppoeはバージョンが古いため、表題のような環境の場合、Timeoutとなり、正常に接続が出来ない場合があります。

これは、"/usr/sbin/adsl-status"スクリプトの以下の部分をnetstatではなく、ifconfigを使うように書き換えることで回避できます。

            IF=`basename $i .pid`
            #netstat -rn | grep " ${IF}\$" > /dev/null
             /sbin/ifconfig $IF | grep "UP.*POINTOPOINT" > /dev/null
            if [ "$?" != "0" ] ; then
                echo "adsl-status: Link is attached to $IF, but $IF is down"

書き換える前のスクリプトは、netstatの行ではなく、ifconfigの行がコメントアウトされているのが、それを逆にしてやるだけでよいでしょう。

これは、少なくとも最近のrp-pppoeでは遭遇しない現象なので、多分バグです。
ですが、赤帽はrpmを治す気が無いので、4系を使っている限りは、自分でどうにかする必要がありますね。